福島県にある修明高等学校地域資源課の皆様と、スマート農業や環境に優しい肥料を活用した実地授業を行っております。
ハクサイやタマネギを作付けから収穫まで行い、さらには販売にも繋げ、自分たちが作った作物がどのように社会に流れていくのかを知る経験をしていただくプログラムです。
さらには、作物の一部を地元の食品メーカーに協力してもらい、六次化商品として自分たちで販売することも行ったことがあります。
販売により、経済的な視点を。
スマート農業により、作業効率改善を。
肥料の選択により、環境面を。
色々な観点から持続可能な農業を体験し、SDGsへの取組に繋げることや将来を意識した時間を過ごす授業を設けたいというところからこの取り組みが行われています。
スマート農業については、吉野家ファーム。
肥料の施肥設計については弊社で行っています。
その中の一つ。
緩効性肥料を使用する際、一般的に使用されている樹脂被覆肥料ではなく、硫黄被覆肥料も存在することを知っていただき実際に使用してもらう。
なぜ硫黄被覆にしたのか。
樹脂の被覆材はプラスチック製。
肥料として使用した後、その殻(被覆材)はどうなるのか。
近年、プラスチック問題が盛んに取り上げられるようになりました。
海岸などで、何かよくわからないカエルの卵のようなものがたくさん見つかるようになったというニュースが報じられました。
それがなんと樹脂被覆肥料の殻。
農業に携わる高校生がこういうことを知る機会。
私にとっては伝える機会があるのは貴重なことだと思っています。
そんな修明高校の取組が、テレビのニュースで取り上げていただくことができました。
もしよろしければご覧ください。
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